TkMdの日記

忙しさに流されない日々のために。某教員のブログ。

では、どうするのか!?

先日の部活についての記事を書いて、気がついた。



平日は12時間以上働き、それでも間に合わず休日に出勤したりしている。

それでも周囲からは「他の仕事もやらせたい」という圧力があり、どんどん断らないとさらに仕事が増えていく。
校長は「それが教員世界の悪いところ」といっていたけど。


で、どうなっているかというと、授業のクオリティが上げられない。

というか授業の準備が一番後回しになっている。

燃え尽きてやる気が無くなってきている。

言葉が悪いが、授業はある程度「誤魔化すこと」ができる。

が、校務は誤魔化すことが出来ないものも多い。

17時には帰る同僚やら、上司やらに文句を言われるくらいなら「授業を良くしよう」より「ネチネチ言われないように」を優先している自分もいる。



そんな状況もあるが、今ある意味で試されているような気がする。

何を大事にし、何を一番に考え、そして、どうしていくのか。

それが問われているような気がする。

優先順位をつけ、出来ないことは出来ないとはっきり言わないと自分の大事にしたいことは大事に出来ないんだなぁ。

身体は一つなので、自分のできることは無限ではない。




ただ、難しいのが教員の仕事で「出来ない仕事」ってあまりなくて、時間をかけてやればできるものも多い。
「そんなん、やるだけじゃん」などと思っているのでどんどん回ってくるし、引き受けちゃうんだよな……

しかも、考えようによっては決して良くはない授業でしょうけど、そんなに問題になっていないということは、別に「良くしなければならない」訳でもないのかもしれない。

なので、考えようによっては「何をやっても良い」状態なのかもしれない。

授業に力を入れたければ、授業でいいし、校務に力を入れたければ、校務ていいし、部活に力を入れたければ、部活でいいし、その他のことでもいいのだろう。

教員になったときには「やりたいこと」があったが、もう大分忘れてしまった。

あの時の熱意やら目標を。




そんな目標もなく、ただ日々をこなし、流れていく日々。

どこへ向かうのか。

そんなことは分からない。

ただ、目の前の少しのことでも生徒のためになればやっていきたいと思う。



「出来ない理由」はいくらでもある。

「やろうと思えばやれる時間」もいくらでもある。

仕事がどうこうよりも、「どう生きたいのか」にも関わってくるんだろうな。


とりあえず、無理をして体と心は壊さないように気を付けよう。