事件は会議室で起こっているんじゃない‼
てな訳で🌑島さんの名台詞。
年度も変わり、あっちやらこっちやらに提出する「書類仕事」に嫌気が差してきました。
書類仕事があることも、嫌気が差していることも、毎年のことですが。
……で、例の台詞が頭をよぎりました。
「書類で生徒を育てているんじゃない‼」
みたいな。
何でかなーと、考えて少し分かったような気がします。
それは、「縦社会」が原因ではないかと(公立学校ですので)。
地方自治体の教育委員会は大元の「中央官僚(省庁?)」の命によって動いていく。
「中央官僚の方々」は現場の状況をどうやって知るのか? ……と考えると、書類で上がってきたものでしょう。
「事件は会議室で起こっているんじゃない」としても、「会議室のなかで生きている人々」にとっては「書類で報告されたことが大事」でしょう。
「仕事=書類を作ること」の方も多くいるでしょうし。
効率良く中央集権体制でやっているんだから、いちいち時間を割いて現場を見るなんて、中央集権体制の意味がないでしょう。
現実的に不可能ですし。
昔、「書類に細かい上司」に苦労し、「何でこんなことに拘るのか?」と理解不能でしたが、ようやく分かったような気がします。
「書類が占めるウェイトの大きい世界」で生きている人々にとっては「書類がちゃんと出来ていない」ことは、「何も売れていない販売業」のようなものでしょう。
もちろん、そうでない方も多くいるでしょうし、私自身が「書類作成が嫌い」な人間なので、ひがみやら恨みやらが相当に入ってますけど。
というか、「じゃあ、他にどうやって報告するのか?」と問われると、「書類です」という答えしかないんですがw
「書類を作る」のは大人に対する仕事。
そんなことをしたところで「子ども」に対して何もないでしょ。
……などと思ってしまう私は実に青臭い教員だな。
「巡りめぐって生徒に返ってくる」と何度か聞いたが、書類作りは苦手だし、嫌だー。