TkMdの日記

忙しさに流されない日々のために。某教員のブログ。

人を育てる

年度も代わり、新たな若手が職場にも入ってくる。

そして、私と一緒に仕事をする立場にも入ってきて、顔合わせをした。



黒のリクルートスーツを来たその人は非常に優秀(少なくとも勉強では私はとうてい敵わない)で、しかも人の良い人物だった。




上から目線でおこがましいと思うが、「上手く育ててあげたい」と思った。




歳をとるだけで給料が上がる世界のせいか、年少者を相手にする仕事のせいか、「『歳をとっている自分』は偉い」という方もいる。

そんな人は「大変な仕事は若手にやらせとけ」というスタンスだったりする。
もちろん、次の台詞の「俺たちの若い頃は……」は、ハンバーガーとポテトのような関係だ(よくセットになるということで)。

と、なると「できる若手」にどんどん仕事を押し付けるのが当たり前のような空気ができたりする。

特に今の職場はそれは強く感じる。

残業量も多いのに「働いてもらわんと困る」と言われることもある。

そして、そんな中で潰れていき教職を去る若手もいる。





そんな、「若手を使い捨てる学校」で「人を育てる」など……

「大人を育てることが出来ない場所」に「生徒を育てること」が出来るのだろうか。

「大人は仕事だから違う」という意見もあると思うが、「若手を育てる」ことは「生徒を育てる人を育てる」ことなので、最終的に「生徒を育てること」となる。


ちなみに「何をもって育てると言っているのか?」は聞かないでください。
よくわかってませんので(笑)



という訳で、あの若手の面倒はみてあげたいと思った。

とは言っても、潰れないように溜まった愚痴を聞いてあげるくらいしか出来ることはないでしょうけど。

「人を育てる」など、大きなことを並べましたが、
「単にその若手が好きなだけ」かも。
(恋愛対象ではないですよ。念のため)



ただ、こんなことを考えるようになったとは、私も年齢や経験を重ねてきているようです。

若いつもりなんですけどねー。