税金は払いましょう
どうも会議が早く終わらない。
というか、この1年以上勤務時間内に終わったことがない。
なぜかというと、「クレーマーおじさん」がいるのだ。
その人は、会議の際には「何かあったら黙っていないからな」というスタンスで、何かを言うことを前提として会議に臨んでいる。
「発言することが目的」の発言というか、自己顕示欲わ満足させるための発言っぽい。
例えば、球技大会の話なんかだと、
おじさん(以下お)「この、教員が審判やるってどんな形なの?」
担当の人(以下担)「試合時間にコートにいて、ジャッジしてもらう予定です」
お「審判やらせるってことは、ちゃんとルールは事前に教員に伝えるんだよね⁉」
担「要項でしっかり示したいと思います」
お「そんな適当でいいんか! 教員にやらせるんならもっと時間も取って説明すべきでしょ!」
担「では、この競技とこの競技のルール説明の文書もつけます」
→仕事が増える。
お「おう、そんならそれでやって」
お「ていうか、そもそも球技大会の審判を教員がやるってどうなの!?」
担「もちろん、生徒が運営できたらいいのですが、今年はこれでいこうと決まりましたので」
お「そんなんでええんか!? そもそも球技大会は生徒のために活動の時間でしょ!? それを教員がやるっておかしいでしょ!!」
→この辺で担当では処理できなくなり、校長が出て来る
校長「言われることはごもっともですが、どうにかやろうとして今の形に落ち着いたので、そこの理解を頂ければと思います」
お「あ、そう。ほんならしゃあないか」
……みたいな。
質問→回答をつつく→さらに回答をつつく……→校長が出てきて。ようやく収集
という流れ。
途中のつついている辺りは、何がしたいかが全く謎のあげ足取り的な脊髄反射の会話。
なので、建設的な意見のやりとりはほとんどない。
回答も理解しようと聞いてないし、資料も大して目を通していない。
で、最後に校長を引っ張り出して満足……みたいな。
先日の会議ではおじさんのターンが30分弱あったかなぁ。
今度、ストップウォッチで測ってみようw
そんな残念な会議をやっていながら気付いたことがあります。
実はそんなクレーマーおじさんですが、本校には1名ではなくもう1名いるんですが、その二人目に関して。
最近、静かなのだ。
特に、例で出したおじさんが元気に喋っているときは発言しないのだ。
会議の際にクレーマーは1名という、暗黙の法則が成り立っていそうです。
二人ともやっちゃうと二人がぶつかるから、本能的に回避しているような気がします。
で、ここからが本題。
「会議にクレーマー1名の法則」に従うと、今うるさいおじさんが静かになると、もう一人のおじさんが元気になる。
ましてやおじさん二人ともいなくなっても、どこからかクレーマーさんは生まれてくるのでしょう。
なので、「クレーマー保存の法則」がおそらく成立しており、会議の際にクレーマーがいないことはない。
……と考えると、クレーマーさんの対応に費やされるエネルギーや、時間は税金のようなもんだ。
学校を運営していく上での税金ですな。
税金はしゃあないから払いましょう。