茹でガエル
教員の労働時間がやたら長くてブラックだという、そんなことがネットニュースでもよく見かけるようになった。
そんな流れもあり、今の職場でも勤務時間の調査をやらされてる。
で、100時間オーバーが何人かいるようだ。
(自分自身は50時間程度でしたが)
部活がらみです。
年がら年中100時間とかいってそうな方々でした。
死ぬよね⁉
てゆーか、これ絶対に過労死になるよね⁉
とかいう話を一般企業の人にしたら、「えっ!?、50時間もあるの!?」と言われました。
えっ!?
50時間「も」なのか……
周囲に100時間オーバーしている人が当たり前のようにいると、「50時間なんて少ない方だ」と思っていた。
100時間オーバーしている同僚が「昔もっと大変な職場があったから大丈夫ですよ」と言っていたが、私も120時間オーバーだったこともあって、「これくらいなら楽なもんでしょう」とか思っている部分もあった。
これ、正に茹でガエルの状態だと思った。
「今までがそうだった」から、なんの疑問も持たずに続けていく。
某一流企業のように、才色兼備で高学歴で生徒や保護者に好かれている人間が死ななきゃ気付かんのかもしれない。
私は気付かせてもらった気がするけど、多くの教員は異常性に気付かず、気付いても見て見ぬふりをして茹で上がっていくのだろう。
この異常な長時間労働の解決には、もっと誰かが死ぬしかない。
ニュースに大々的に取り上げてもらうしかない。
そんな、志半ばで教職を去った人々の屍の上で働かせてもらってるんだろう。
あと、100時間オーバーしているけど「大丈夫ですよー」といっている同僚は、非常に余裕がない。
よくイライラしているし、残業や休日出勤(部活ですが)が重なってくると生徒に対して怒鳴ることが増える。
自分では大丈夫と思ってるかもしれんけど、隣で見てたら、結構八つ当たりしてるぞー。
という教員に余裕のない職場は、生徒の問題の芽を早めに摘み取れないから、いじめにしろなんにしろ問題が表面化するほど大きくなっちゃうんだろうな。
先生に余裕がないと生徒にもいいことないですよ。