TkMdの日記

忙しさに流されない日々のために。某教員のブログ。

やるべきこと

さんざん「残念な職場」だと書き散らしていますが、ふと気付いた。



何かあるといちゃもんつけて自分はやろうとしない、生徒の悪口ばかり言う、同僚の悪口ばかり言う……という、クレーマータイプ(?)の同僚。

なぜ彼らはあんなに言うのか。

それは自身の中に不満があって、それを投影して何かのせいにして言っているだけなのだろう。

なので、口から出てくるのは建設的な意見ではない。




好きな言葉は「こうあるべき」だ。

これって裏を返せば「こんなはずじゃなかった」ということの様に感じる。

もっと生徒や保護者と上手くやれる、校内の仕事ができる、同僚から認められるはず……だけど、そうはいかない。

自身の能力の不足と向き合わざるをえない状況なんだけど、それはしたくない、出来ない。

で、周囲のせいにして逃げる。




という風に解釈ができると、こちらのストレスが少し減った。

「あー、そうかー、頑張って逃げてるんだねー。きついよねー、人のせいにしたいよねー」みたいな。

まぁ、「大きな赤ちゃん」がグズっているとでも思っておけばいいでしょう。

そして、あそこまでの言動が必要ということはよっぽど大きな不満を抱えていそうだ。



これは、他人事ではない。

教員として年数を重ね、そのなかで重ねた年数に見あった成長が出来なければ私だってああなりうるのだ。

というか、私自身も心当たりあるし。



出来ることが小さすぎて、プライドの大きさとバランスが取れない。

そのプライドを満たすためには、周囲に対して影響力を持つことや、周囲を下げること。

すなわち誰もが注目するような言動をすることや、悪口を言うことだろう。




では、そんな「残念な人」にならないためにはどうすればよいのか。

答えは1つしかなくて、成長するしかない。

目の前の、「問題と思ったこと」に対して、試行錯誤をしながら経験を積み、考え方や技術、仕事の仕方を身に付けていくしかない。

人のせいにせず、向き合っていくしかない。

自分の失敗や能力不足という「現実」向き合うのは、苦しいし、逃げたいし、人のせいにしたいし、認めたくない。

けれど、上手くいかない現実と向き合うしかない。




逃げるも地獄、向き合うのも地獄。

どっちみち苦しい(ま、逃げている人には自覚はないでしょうけど)。

けれども、向き合った人だけ束の間の「上手くいくこと」に出会うことができる。

人生ってそんなもんかなぁ。

なんて厳しいんだ。