一線越えた
越えてはならない境界線。
一人の人として、そして一教員として、越えてはならない境界線。
そんな境界線を越えてしまいました。
ついつい、うっかりなどと言い訳をしても、二度と取り返しのつかない「向こう側」へ。
悔やんでも、悔やみきれない、愚かな過ち……
はいきたー(゚∀゚)━!
5月の残業時間が過労死ライン越えましたー。
最近は過労死ラインは回避する優等生でしたが、5月は部活の絡みもありで越えちゃいました。
疲労が蓄積されて、仕事中ボーッとしてしまう、やる気がわかない、朝起きれない……などなど、ちょっと危ない感じ。
そんなこんなで風邪も引いてしまったし。
一線越えた代償は大きかった。
もう、若くてピチピチでもないんだから、身体がついていかんようです。
地雷原
職場にて。
一死、一二塁、ショートへのゴロをトンネルから球を拾ったレフトが本塁へ悪送球。
痛恨のダブルエラーでランナー二者生還……
みたいな状態でした。
ショートのエラーはよくあるので、想定内でしたが新人のレフトがまさかの悪送球w
その後、レフトに話を聞くと「エラーしたショートが悪いんだろーが!」と、全く自身が悪いと思っていない様子。
よろしくない結果が出たときに、「自分は全く悪くない」という人間を相手にするのはほんと疲れた。
てな感じなので、ショートだけが地雷原だったと思っていたのだけれど、この調子だとレフトも地雷原かもしれん。
まさか、あんなところに地雷が埋まっているとは思ってなかったなー。
ブラック 砂糖あり
先日、私が教員とは知らない知人との会話。
知人「ゴールデンウィークはどこかにお出掛けですか?」
私「ゴールデンウィークは全部仕事なんです」
知人「あっ、他人が休んでるときには休めない仕事ですかー」
私「まあ、みんなが働いているときも休めないんですけどねー」
知人「いやー、それはそれは。でも、残業代とかでお金は貯まりますねー」
私「いや、基本サービス残業で、残業代出ないんで貯まんないんですよー」
知人「うわー、ブラックですねー」
私「いやー、ほんとブラックなんですよー」
残業代がない上に、残業時間が過労死ラインを越えるとか、お手本になるくらいにブラック過ぎるのだけれど給料はまあまあ貰っている。
よって、ブラックではあるけれども、砂糖あり。
あなたの隣に
最近、気付いたことがある。
我が部の部活動の生徒の一人がサイコパスっぽい。
去年から知っているけども、最近になってようやく気が付いた。
その生徒の特徴。
①非常に利己的な思考
こっちが「えぇ!?、何でそうなる!?」みたいな感じで、自分の都合のいいような強引に見える思考。
平気で?簡単にばれるような嘘をつく。嘘をついているという自覚すらなさそうだ。
「自分は○○をしっかりやっている。ちゃんとやっていない奴らはダメだ」→他人から見たら「いやいや君はそれ以外やってないですから」
また、自身の結果が悪かったときなどは必ず外部のせいにする。恐らく合理化しているのだろうけど、しょっちゅうの事らしく一部の部員は「はいきたー」とネタ化している。
②他者に対する共感性のなさ
会話をしていて、「そうだねー」という言葉は辞書にはない。会話が「共感しつつ同じ方向を見る」ことはなく、「会話相手と正面から向かい合う」というものになるので、会話の返しが常に自身の意見を言う形となる。
会話をしていて「相づち」を打つことはない。
③他者に対する攻撃性の高さ
人の揚げ足をとるように「○○ができんなんてダメやろ」と、よく直接他の部員に言っている。
だいたい他人のことを言う時は欠点を指摘するような発言となる。
もちろん、矛先はこちらにも向かってくるので適当にいなしてあげる必要がある。
また、言われても反撃しなさそうな後輩を早速見つけたようで、ちょっといじっていた。こういうのは本能的に見つけるのだろうな。
先輩に対してもおまえ呼ばわりしていたので、他者に対する尊敬などもないのだろう。あるのは、上か下かの世界なのだろうな。
④他者に対する高い操作性
これは非常に上手いと言うか、不思議に他の部員が従ってしまう。
命令口調で言う+的確な話し方 によるもののような気がするけど、他の部員がついつい従うことが多くなる。
面白いことに動かされた側の部員に「従わされた感じ」があるようであるが、「拒否する」という空気を読めないことをしない部員が従っている。拒否すると攻撃性が発揮されそうで、拒否する部員がいなくなっているのかも。
以上、これはサイコパスでしょう。
だからと言ってどうこうではないし、凶悪な犯罪をおかすサイコパスもいるけど、ほとんどが犯罪を犯さないサイコパスでしょう。
人口の数パーセントはサイコパスらしいので、そんなに珍しいことでもないし。
他者に対する共感性のなさはアスペルガーと一緒であるが、もっとアスペルガーは不器用だと思う。
アスペルガーは不器用で、他人を操作したりできない事が多そうだし、そんなに利己的ではない気がする。
他者への攻撃性や、自己中心性は「他者が見えないこと」が起源のような気がする。
一方、サイコパス(これもスペクトルで明確な線引きはないのだろうけど)は器用で、不器用さからくる攻撃性や自己中心性ではなく、もともとある攻撃性や自己中心性を形に出来るような気がする。
他者に対する理解力というか、観察は無意識に行っており、非共感的理解力はありそうだ。
自分が嫌われていない(比較的先輩には嫌われていない)という、表情などのノンバーバルなものを汲み取る能力もありそうだ。
ちょっと苦手だったけど、その生徒に対して興味が湧いてきて、最近は観察している。
他者に対して命令口調な部分を逆手にとって、こちらが理屈で命令口調で言うとどうなるか試してみたけど結構すんなり従った。
上下の関係の世界で生きている人間は「上の人間」(正しそうな理屈をつけていた私の側を上と認識したっぽい)の命令には逆らわんのだろうな。
同級生には激烈に嫌われている。
そりゃあ同級生なのに上から目線で攻撃的なことを言ってくる人間は嫌だろう。
まあ、この生徒がこれからどうなるかわからないけど、後輩もできてちょっとは丸くなった気がしているので(もちろん、攻撃性や操作性もばっちり発揮していますが)、今後もどうなるか楽しみだ。
映画やドラマのなかの話だと思っていたサイコパスがこんなにも身近にいたなんて、なんか新鮮。
近所に嫌がらせばかりする住人とか、モンスタークレーマーなんかもサイコパスが多そうだなあ。
ほんと、相づちを全く打たないあたりは「気持ち」とか「思いやり」とかとは異次元の世界に生きているように感じる。
本当に本能的な?脳の器質障害なんだろうなー。
そんなことを言われましても
アドバイザー的な外部の方から、「アドバイス」を頂く機会があった。
「もっとこうした方がいい」「こういうことが必要とされている」と、その人は言う。
……あのね、とてもじゃないけどそんなことを言ってるような状況じゃないんですよ……
ということを説明するのにかなり苦労したし、多分わかってもらえてないと思う。
例えると、100mを14秒で走る生徒がいるとする。
アドバイザーは14秒だけを見て、あれやれこれやれ、そうして12秒で走るべきだと言う。
実はその生徒は16秒かかっていたが、血の滲むような努力をし、教員も土日を返上して練習に付き合って、それでようやく14秒でなんとか達成し、心身ともに疲れきってもう走れない生徒なのだ。
外部の方はそこの経緯は知らないし、見ようともしない。
なので言う。
「12秒で走れないのは君の頑張りが足りないからだ」と。
「まだまだ練習が足りない。もっと走れ!」と。
その生徒が生まれつき持病があり、14秒で走ることも奇跡的だということも知らないままに。
まあ、ちょっと盛っちゃったけど外部の方はアラがよく見えるからなのか、「ご指摘」をされることが多いような気がする。
もちろん、こちらも改善すべく頑張る必要があるんだけど、こちらの状況をまったく理解していない状態であーだこーだ言われても、どうも……ね。
こちらの状況を理解しようとしてくれる人、実際に理解できる人、一緒に考えてくれる人、そんな「外部の方」をお待ちしております。
こういう、「現状を理解していないけど口ばかり挟む人」がいたりするので、とてもじゃないけどやってられんから、学校が閉鎖的になる面もあるんだろうなーと思った。
季節の病
いつの間にか咲いた桜も散り初め、年度が変わって新年度。
「教育は書類でやっているんじゃない!、現場でやっているんだ病」がそろそろ再発しそうです。
罹患者数の多さ、治療の困難さ、特効薬の少なさなど、実に厄介な病です。
いつからか、教員になってすぐくらいからだと思いますが、未だに免疫が出来ていないようで毎年罹患しております。
4月の頭から書類作成マシーンと化し右から左へと書類を作成する日々ですが、もうそろそろ飽きてきたなー。
毎年再発しておりますが、今年は軽傷ですむことを心底願っております。